自分にとってのNZキャンプ
毎年思うけど・・
暑いところから寒いところへの体の順応は早いものの、寒いところから暑いところはなかなか体が順応してくれません・・
よって、体が調子が悪い。
けど、出発前の40度からすると、最近は少しは涼しくなってきたみたいで助かるかな。
さて、今回のNZキャンプの総評って事だけじゃないんだけど、俺にとってのニュージーとは?って事で久々に真面目に。(長文になりますが・・)
大学を5年で卒業して、この道(スキー界)に入り、初めて先輩にNZに連れて行ってもらったのが24歳の頃だった。
最初の3年は、先輩とMT.Huttに。
27歳の頃に、「自分でやろう!」とワナカに場所を変更して、今年で7年目のNZを終えた。
最初の3年は、それこそNZドルも1ドル50円~60円を推移していて、参加費も安く抑えられ(ちなみに1年目は17日間で36万)、参加者も毎回25名~30名と順調に集客も出来て、今思えば良い時代だった。
年々、地球温暖化が深刻な世界問題となる中、ニュージーも雪不足へ・・
そして、円安が進み参加費も年々高くなり、それに比例するように参加者も集まりにくくなって、何度このニュージーを辞めようと思ったことか・・
けど、続ける事に意義があると思って、身入りを多少削ってでも必死にここまで続けてきた。
やはり物事は続けると対価に自信を得られ、最初の頃よりは遂行自体に矛盾点が無くなって来たように思える。(あくまでも自己評価でね・・)
そして余裕が生まれると、純粋にスキーの事に一生懸命になれた。
もちろん選手としてではなく、1スキーコーチとしても、1オーガナイザーとして。
毎回ニュージーに来てくれる選手は、帰国後に「行って良かった!」と心から思ってくれているだろうか?
自身のレベルアップに自信を深めてくれているだろうか?
今まで抱いていたスキー感に変化はあっただろうか?
俺は弱い人間だからそんな事ばかり気にしてしまうが、近年は毎年続けて来てくれる選手も多く、本当に自分を孤軍奮闘し続けられた。
本音全開で書いてしまってるけど、俺にとってのニュージーは、そんな思い入れが強い大イベントなんです。
今年も、参加してくれた選手はきっと何かを得てくれただろう。
スキーのコーチとしては、純粋にシーズンの活躍を祈るのが普通だが、それと共にスキーの奥深さだったり、経験値が少しでも上がってくれれば嬉しいね。
それと、学生は親にも感謝しないといけないね。
海外スキーは経済的に凄く負担がかかるものだし、行きたいという強い気持ちだけ持っていても簡単には行けないと思う。
46万って、学生がバイトだけで稼げる額じゃないしね。
俺も経験があるからこそ、そう言える。
だから、スキーを続けさせてくれる親には感謝してください。
感謝と共に親に報いる方法は、一生懸命スキーに向き合ってください。
中途半端は誰も望まないから。
短い学生生活で何かに一生懸命になることは、とても素晴らしい事だと思う。
絶対に将来振り返ったときに、それぐらい(海外に行ってまで)まで打ち込んだ事に対して良かったと思えるから。
しげ、クロ、アマガサ、小島、マツ、岡安、元気、礼、大出、ミカ、小文、かなこ、香織、麻実、ミヤコ、本当にお疲れ様でした。
このキャンプで得たすべてのことが、今後に繋がるように!
ホームページ上のPHOTO(07.NZキャンプ)に写真をアップしてます。
是非ご覧下さい。
by takenyo | 2007-09-01 22:01 | まじめな話 | Comments(2)