全日本選手権SL
2007年 04月 03日
朝から昨日同様にガスが濃くて、「今日もダメか!」と一瞬思わせたが、何とか次第に回復に向かい予定通りに試合は進んだ。
真冬並みの気温に、バーンコンディションはすこぶる良かった。
俺に与えられた仕事は、最後の落ち込みのバーンの張り付き。
コース巡回よりも、選手の滑りをじっくり見れる!
仕事と言いつつも、こんな良い役割は他に無い・・(笑)
注目の佐々木明選手は2番スタート。
はっきり言って、次元が違いすぎた・・
世界の滑りっていうものを目のあたりにして、関係者やギャラリー一同から歓声が上がる。
滑りはもちろんの事、1番スタートの選手とのタイム差が3秒もあったから。。
もちろん1番スタートの選手も、国内では屈指の実力の持ち主である。
その選手に3秒!
正直、これにはびっくりした・・・
湯浅選手が来る・・
2月、3月のジャパンシリーズで記録的な6連勝を飾った生田選手が来る・・
しかし、佐々木選手のタイムを抜く者は結局現れなかった。
2本目もダントツのトップタイム。
大方の予想通りに、本日の全日本選手権SLは佐々木明選手の圧勝と言う形で幕を閉じた。
見ていて思ったのは、誰よりも直線的に来るのだが、誰よりもターンがコンパクト。
それを可能にしているのが、誰よりも正確無比なポジションとバランス感覚に、誰よりも深い内傾角。
とにかく誰よりも速いスピードの次元に、久々に鳥肌が立ちましたよ。
素晴らしい優勝でした。
さて、明日からはスプリングシリーズが始まります。
優勝した佐々木明選手
