厳しい現実・・

11月28日から、中国でFIS大会(4戦)が開かれている。(知っている人もいると思いますが・・)

大会の様子を結果報告と共に、スカイプで聞くことが毎日の楽しみになっている。
昨年は、第1回目ということもあり、参加選手数もさほど多くは無かったが、タイム差が拮抗してポイントが取りやすい、おいしいレースであった。

しかし、今年は昨年のレースの情報を得た選手がこぞって中国に集結している。
前のブログでも少し書いたが、その数(日本人レーサー)約200人!
もちろん中には、昨年のトリノオリンピックにも出場した吉岡大輔(今年から基礎)や、韓国のカン・ミンフクとトップ選手も混じっている。

結果を聞いたり、リザルトで見る限り、「強い奴はやはり強い!」
当たり前のことだが、点数競技ではないレースの世界の厳しさを感じる・・

こんな厳しいレースだから、「昨年よりもおいしくないよなー」とか、「あー俺は全然駄目だー」とか、嘆いている選手は多いんだろうなーって思う・・・(違うかな?)

けど、この世界に身を置いて、その中で上に這い上がろうとするのであれば現実は現実で受け止めるしか無い。

頑張ったとか、もう少し出来たとか、そんなプロセスはどうでもよい・・・
重要なのは結果で、頑張っても結果を残せなきゃ所詮、一レーサーで終わってしまうんだ。

だから、強い心、折れない心を持つと共に、自分の力量を信じて戦ってほしい。
もっと自分は出来る人間だ!って、自己暗示しなさい。

なんでこんな事を思うのかというと、実はもっともっと上に行ってもおかしくない選手はいっぱいいると思うから・・・


俺は、指導の中で一番重要なスキルは、選手を洞察する事だと思う。
なぜなら、選手が満足できるレッスンを提供するには、彼らのレベルや目的に合致したものを考えなければならないからね。

そういった意味から考えても、この中国でやったことには自信がある。

けど、主役の選手が自分のやってきた事に自信をもてないのなら、もう終わりだよ・・(違うかな?)

別に今回のレースに出場している選手に向けて言っているのではなく、選手ならそうありたいよね。

by takenyo | 2006-12-01 02:41 | まじめな話 | Comments(0)