後悔しない為に

先日のあるテレビ番組での事。

その内容は、末期がん患者の物語だった。
がんに侵され、余生が何ヶ月も無いと自分で分かっている状態でも、今を生きてられる嬉しさを感じ、色々とチャンレンジしていた。

もちろん、チャレンジと言っても、普通の人から見れば大したことは無いが、例えば乗馬だったり、折り紙だったり・・・

その時、俺の中である人とダブった。

高校時代の1つ上の先輩で、俺が大学3年生の時にくも膜下出血で亡くなった先輩の事を・・
享年21歳の若さだった。

その先輩は、高校をでて鎌倉女子大学を経て、保母さんになった女の先輩だった。
俺の事を弟のようによく思ってくれて、色々とスキーや学校の事で相談に乗ってくれたり、心配もしてくれた。

大学3年生の、11月のカナダ遠征の直前に一緒に飲んだとき、こう俺に言ってくれた。

「今年やってきたことを信じて、頑張れよー!」

ありきたりの言葉で、何にも特別な意味も無い言葉だけど、俺はその言葉大切に遠征に向かった。
くも膜下で倒れたと聞いたのは、遠征も残り数日になった時だった。

日本からの国際電話で、友達が知らせてくれた。
それを聞いたときのショックといい、それから残りの日の無気力さといい、今でも忘れられない。

帰国して、そのまま病院に駆けつけた。
まだ生きていたが、正確に言うと生かされていたのだ。(生命維持装置で)

そして、次の日に永眠した。

テレビを見ていて、その先輩の事を思い出し、そして最後の言葉を思い出した。
こんな事ブログに書いてしまって、良いもんか分からんが、俺頑張っているかなーってふと思った番組でした。

後悔しない人生を歩む為にも、やりたいことやんなきゃだね!

最後まで読んでくれて、ありがとうございます。。

by takenyo | 2006-09-07 19:30 | まじめな話 | Comments(2)

Commented by Doing at 2006-09-08 12:30 x
ほんと後悔しない人生を送らなきゃって思うよ。
ほとんどの人が当たり前に生きてるけど、当たり前のことって実はすごく幸せなことなんだなって思います。
世の中には自分の意志や努力だけではでもどうにもならない人たちもいっぱいいるし、そういう人たちからのメッセージってインターネットや本や雑誌なんかからたくさん見ることが出来るよね。
ふとすると他人事のようにみてしまうけど、実は自分にいつふりかかってもおかしくないんだよね。
そんな彼らを見ると、病気も障害もない自分の悩みや壁なんてホントちっぽけな事だなって思う。そう思ったらもっともっと全力でって思うし、そんな姿が人に感動や勇気を与えるのかなって思います。
一回しかない人生、スキーができるってことに感謝して、もっともっと沢山の人にスキーの楽しさや、スキーができる喜びを伝えたいなって、そして後悔しない人生を送るために1分1秒のこの時を大切に生きようって思うよ。
お互いに『いい人生』を送ろうぜ!
Commented by takenyo at 2006-09-08 19:19
コメント、ありがとうございます!
本当に、おっしゃるとおり。

良い人生を送るためにも、このスキーというスポーツに対してもっともっと
俺自身が情熱を傾かせていかなければならないと思いました。

また、今後とも宜しくお願いしますね!